背中で結果のわからない選手になろう
オリックスの大引選手は、高校時代に監督から「背中で結果のわからない選手になれ」と指導されていたそうです。(大引選手のプロフィール)http://www.buffaloes.co.jp/team/player/detail/10.html
大引選手は、浪速高校時代に甲子園に出場しています。浪速高校は、筋力トレーニングを一切しません。そのかわり、監督自ら武術を学びそれを選手にも伝授しています。武術を学んだ監督は、武士道として上記の言葉を選手に徹底しています。監督はある本でこうコメントしています。「最近の選手は何においても一喜一憂してしまう。アウトになればガックリ帰ってくるし、ヒット打てば塁上でこぶしを突き上げる。自分に対して悔しがったり喜んだりするのはまだいいが、ガックリと肩を落としてはいけない。」http://www.amazon.co.jp/gp/product/479421619X/ref=sib_rdr_dp
最初は言っている意味がわかりませんでしたが、武士道の考えだとこう解釈するのだそうです。
武士が戦う時、刀を抜けばどちらかが死ぬ。生死をかけた戦いで、勝った武士がその瞬間ガッツポーズはしない。やむを得ず斬ったわけだから、両手を合わせて南無阿弥陀仏。祈るのが武士の儀礼である。スポーツは生死と関係ない。ただのゲームだから平気でガッツポーズができる。しかしその軽さでスポーツに取り組んでいたら、人間形成はおろか野球の深みを感じて心技体を極めることはできない。
大引選手はこの教えを忠実に守り、その後法政大学に進学し現在オリックスで活躍しています。大引選手は、どんなに難しいゴロでもいとも簡単にさばいてしまいます。ファインプレイでも表情を変えません。一見地味で目立たないのですが、何気ない1つ1つのプレイにはすごい技術が裏打ちされているのです。私自身振り返ると、監督やっていた時はよく感情が表に出てしまっていました。ガッツポーズもよくしていました。負ければガックリと肩を落としていたかもしれません。それでいて、チーム目標は心技体を極める。まだまだ人間として甘いです。勝っても負けてもどうどうとしていたい。仕事で何があっても動じない心を持ちたい。今後武士道を勉強して、心の鍛錬に取り組みたいと思っています。
ちなみに、次男チームが小4の頃に法政大学野球教室にRFが参加し、そこで大引選手達がRF選手に直接指導してくれたことがあります。とても謙虚な好青年であったことを思い出しました。
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